手芸のコトって実は良く知らない♪
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裂織とは
裂織とは、古くなった布を細かく裂いて、麻糸などと共に織り上げた再生衣料のことで、地域によりサクオリ、サッコリ、ツヅレなどの呼び名があります。江戸時代中期、寒冷な気候のため綿や絹などの繊維が貴重だった東北地方にその端緒が見られ、当時は日常生活に用いる衣類や布団などの布を、主に大麻の葉を裂いて細く繊維状にし、紙縒りのようにして織り上げたのが、裂織の起源とされます。寒さに耐えるためこれらの麻布は重ねて刺し子にしたり、布団の中には干草を詰めたりなどの工夫が見られました。17世紀になって北前船が入るようになると、近畿から古手木綿が入るようになり、木綿の肌触りのよさは多くの人を魅了したのですが、古布とはいえ安いものではなかったため貴重品として「使い切る」文化の中で裂織文化が発展していきました。まずは端切れを縫い合わせて着物にしたり、炬燵布団にしたりして使い、擦り切れるとそこにまた継ぎを当てて、布がくたびれてくると、今度は縫い目をほどいて端切れに戻し、それを裂いて長い紐にしました。安い麻糸を経糸とし、緯糸に端切れの紐を用いて機を織ると出来上がるのが、狭義の裂織なのです。さらに裂織が使い古されると、最後は裂いて組み紐に作り直し、背負子などに利用され、最後には、紐の端に火を付けるとゆっくり燃えるため、農作業中に煙を虫除けとして使い、灰は土にかえりました。